中学・高校留学 – イギリス
イギリスの中学・高校課程
留学生はボーディングスクールと呼ばれる寮制の学校へ入学するのが一般的です。
日本の中学にあたる課程ではGCSEと呼ばれるカリキュラムを勉強します。2年間の課程の最後に統一試験が行われ、その結果は高校受験の合否に直結し、大学受験にも関係します。
日本の高校にあたる課程、Sixth Formでは、ほとんどの学校でA-levelと呼ばれるイギリス独自のカリキュラムが採用されています。近年では国際化の動きに合わせてIBを導入する学校も増えています。A-levelとIB共に2年間の課程の最後に統一試験が行われ、その結果は大学受験の合否に直結します。
GCSEとは
イギリスのYear10 – Year11で勉強するカリキュラムで、通常2年間で7-9科目を履修します。留学生向けのインターナショナルスクールでは、1年間のコースが用意されているところもあります。高校課程の準備段階となるので、A-levelで選択予定の科目を重点的に勉強すると次のレベルに上がった時にスムーズです。
A-level(Aレベル)とは
イギリスのYear12 – Year13で勉強するカリキュラムで、完全選択科目という点が日本の高校との大きな違いになります。大学での専攻を考慮して科目を選択する必要がありますが、自分が好きな科目/良い成績が取れる科目で固めることもできるのが特徴です。
また、1年目は4科目、2年目は3科目と履修科目が少ないため、日本よりも早い段階で専門性の高い勉強ができます。
IB(国際バカロレア)とは
インターナショナルバカロレアの略で、多くの国で認定されている国際的なカリキュラムです。A-levelと比べて履修科目が多く、理系文系が混ざった5つの分野を網羅するため、より広く勉強したい方に選ばれます。
ボーディングスクールの魅力
ボーディングスクールは寮制の学校を指し、ほとんどが中高一貫校ですが、小学生から受け入れている学校もあります。代表的なのは英国王室の子息や多くの首相を輩出したイートン校や、日本にも開校したハロウ校で、15世紀にイギリスで初めて設立されました。その後、アメリカなど他の国でも設立されるようになり、世界各国の小中高生の長期留学先となっています。
サッカーコートが何個も入るような広大な敷地を有し、学業以外の設備もとても充実しています。スポーツのみでなく、芸術や音楽といった幅広いアクティビティーを通して感性やチームワークを養います。
現地の生徒が大半ですが、世界各国から留学生が集まります。様々な文化について知り、考え方を共有することで、視野がぐっと広がります。
1クラス10人程の少人数制で、先生が生徒の状況が把握しやすく、ディスカッションが多いのも特徴です。また、生徒ひとりひとりに相談役の先生がつくので、困った時に近くに頼れる人がいる環境が整っています。